2019年05月30日 17:49

本物で輝き


2019.6.1 本物とは
 大事な人生の道をちょっとしたきっかけで歩き始めてしまう事もある。私も有機農業を始める前、病床で『★母乳に農薬をもたらすような食べ物は、本物の食べ物ではないのではないか、本物の食べ物ではないような食べ物を作るような農業は、本物の農業ではないのではないか。と警鐘を鳴らした人の ★また、人の健康と深いかかわりを持つ野菜の硝酸の問題は、現代の農業技術が生んだ陰の部分の象徴であり、かつ迅速に解決することを農業に携わる者の責任である。と唱えた人の ★そして、農地とは、第一には、食糧生産のための不可欠な場として、第二には、他の宝物と同じように大切に扱わなければ破損してしまう物として、第三には、未知の物をたくさん秘める科学の宝庫として。農地の保全を叫んだ人の』 いろいろな視点から命の尊厳を訴えた人たちの著書と出会った。
それで有機農業の人生を歩むことになり、おかげで健康に優る歓びはないことも野菜の育つ姿を見て分かった。すくすくと生長する健康野菜と弱々しく育つ野菜の違いは、いったいどんな理由から分岐点となってしまうのか。発芽から定植まで殆ど優劣なく育った苗が、定植後10日もすると生長に違いが現れ、弱々しいのが出来てしまう。あまりの弱さに病害虫の標的となり夭折するものさえある。
原因を探ると育つ環境にあった。山形山農場の耕土の下には硬い大きな岩盤が居座っている所が随所にあり、それに強粘土層が深く堆積している個所もある。暗渠排水工事しながらユンボで取り除こうとしたが、相手が大き過ぎて除去できなかった。その場所に植えられた苗はどうしても育ちが悪い。
山形山農場に訪れた会員さんに、その事も話しながら環境一つで野菜もヒトも苦労を背負ってしまう事もあるようだと説明しながら畑を案内している。環境はすべての生き物にとって、遺伝子に組み込まれた中の環境で生活するのが一番いい。だから環境保全には気配りしなければと思う。有機農業はすべての命の尊厳を掲げた農法であり、先ずは壊れやすい環境を壊さないように、壊れた環境はみんなの手で早く修復し、子供たちがはしゃぎ回れる安全な環境にしておきたい。いたるところで生命が輝き、ホタルなど飛び交う夏の夜になったら尚うれしい。 
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