2019年01月10日 21:43

野兎の芸術

2019.1.1  野兎の芸術作品
 新年おめでとうございます。きりっと清々しい寒さの元旦を迎えました。今年もうれしい言葉を頂けるよう全員でいい作物を作りお届けします。山形山農場の土質も手をかけた甲斐があらわれ畑らしい土壌に近づきました。コウロギ以外の昆虫は生態系のバランス内に収まり有機農業にふさわしい環境も形成されて来た。そうなると農場に行くのが楽しくなり、昨年暮れ雪に覆われ何も見えない畑に雪を漕ぎながら行ってみた。すると野ウサギの足跡が雪面いっぱいに刻まれナスカの地上絵の如く描かれていた。餌を求めて歩いたウサギの芸術作品、動物や小鳥が春までの命を繋ぐ試練の冬の姿を眺めているうちに、つくづく人間に生まれた幸せを感じた。
 食べ物が豊になる春には、このような飢餓の連想は起きないものだが、厳しい雪原に餌を求める姿を見て、もし仮に1993年の米騒動のようなことが年毎に私たちの生活の中で繰返されるとしたら、それこそ大変、そんなことをチラリと脳裏にかすめながら白菜畑に着いた。深い雪から白菜を掘り出すと降雪前より淡い緑に染まり雪の中で眠っていた。つい可愛くなり根ごと土を付けたまま一株だけ持ち帰り、プラウンターをビニールで覆い植えてみる。するとやっぱり息づき結球を始めた。
 本当に野菜の生命力は凄いと思う。特に白菜は小松菜やほうれん草と並んで免疫力の高い野菜と言われ、少しぐらいの寒さやキズにも対応できる力を持つ優れもの、だから白菜を食べると体が温まる分けです。大根も白菜も葉物もイモ類もたくさん食べた人こそ元気と言った。その言葉通りです。
 今年も全有連の生産者たちが一緒になって安心な作物を作り、外来食糧が多くなる中で自給率を高める生産に取組む農業です。勿論、山形山農場も虹色クラブの面々と一緒に野菜づくりを進めます。昨年は会員さんも手伝ってくれた。柿の収穫や管理機での畝立て作業、山ウドの定植、肩掛け除草機での草刈りです。農に触れて楽しかったと言っていた。会員さんや虹色クラブの人たちが写る農場はユートピアのように思います。農業参加は大人だけでなく、幼児教育に良いと言われ保育園や小学校でも土に触れる教育を取り入れているところもあり、是非、みなさんもお出でください。
去年今年 貫く棒の ごときもの  元旦 虚子


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