2014年08月04日 16:36
草刈り応援女子大生
いまどきの 女子大生に忍耐と頑張りのいる草刈りなどは出来るだろうか。そんな心配をしていたのだが大きく外れた。山形大学の物質生命化学を専攻する彼女は自分の体力と草刈りで失うエネルギー消耗率を理数系特有の左脳計算式で答を出していた。それに高校時代に部活で鍛えた肉体にも自信があった。
熱い太陽が照りつける中で、先週来てくれた男子学生と同じ自走式除草機で場内の草刈りをやってもらう。当初はぎこちない動きであったが、間もなくエンジン音にもなれ機械の操作をマスターすると持ち前の運動神経が目覚めたのか、しなやかな動作で機械を操つった。危なかしいところなどは、どこにも見当たらない。
午前の作業は3時間、昼休みを1時間半とり、午後の作業も2時間だけにした。初体験の仕事やエンジン音の響く機械作業は意外なほど疲れるもので、ましてや炎天下の36度での肉体労働は大の大人でも専業農家でも息がたえだえに成る事もある。
彼女は勉強に疲れた後、エレクトーンの前に座り好きな曲を弾くといつの間にか霧がはれた様に全身が癒されるという。幸い静心荘にもピアノがあり、疲れた身体のままピアノを弾きだした。手足の疲れからか少しぎこちない。それでも大好きだと云う久石譲の曲を弾き始めると本来のリズムが戻りなめらかで心地よいメロディーを部屋いっぱいに響かせてくれた。
二日目は、エンジン付き刈り払い機をかつぎニラ畑の草刈りとカリフラワー畑のマルチ剥がしを体験してもらう、どんな仕事に挑んでも笑顔を絶やさぬ性格で爽やか表情を持つ学生であった。ありがとう。