2013年08月31日 08:06

夕顔で夕涼み

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 夕顔はとてもおしゃれな酒のつまみになる。味はないのだがとろりとしなやかに煮えた姿はどことなく頼りなく、いたわって食べようという気持ちになってしまう。じりじりと暑い夕方ほど冷酒にぴったり合いうれしい一品となる。
 
 枝豆は次から次へと忙しく口に運んでしまうものだが、この夕顔料理は何故か上品な食べ方になりゆっくり箸を運んでしまうから不思議で楽しい食べ物だ。真っ白な花はフリルを付けたドレッシーさを持ち人の心を惹けつける可憐な美しくさをもっている。
 
 透き通るまで煮込み薄味を付け、とろみで仕上げたものを冷やして食べる。夏の夜にピッタリあう。時折自分も見よう見まねでつくり楽しんでいるのだが、先日、安心工房の夕顔料理を食べて食感の違いにビックリした。
 
 私が食べて来た夕顔は味も歯ごたえも旨味も殆どなく、味付けにうすいはんぺんのようなものだったが、なんとしっかりした歯ごたえがあり、例えるならナタデココのようなぷるんぷるんの食感をもっていた。大いにショックを受け。文六はこのことを知っていたのだろうか。
 
 


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