2019年01月

2019年01月31日 10:33

 
2019.2.1  晩年の楽しみ


驚いてしまった。何十年も内臓疾患で入院経験などなかった自分が9月に肺炎を患い、大晦日から10日ほど急性膵炎で入院した。里山で心地よく汗を流しながら有機農業をやっていた自分がまさか数ヵ月で2回も入院生活をおくるとは思いもよらなかった。  

そもそも有機農業を始めたきっかけは傷めた身体機能を回復させるための食糧生産であり、健康増進のための有機農業であった。お陰で全ての機能は回復し食と農のあり方は健康体の創造であることを心底わかりきっていただけに残念でならない。

加齢から来る自然現象であれば仕方のない事だが、いずれにしても、これを機会に生活習慣や食のあり方を年齢に併せたスタイルに切り替え、心も体も農に弾む健康体に戻さなければ晩年の人生の楽しみを失ってしまいかねない。 


勿論、晩酌は担当医からきつく止められしばらくお預けとなるが、完治までは玄米五目飯に改め免疫力や治癒力を高め膵臓機能を正常に戻す食事内容にした。身体のすべての箇所が再生能力を有するとすれば膵臓機能も必ず戻ると信じ努力して回復させたい。


 それに免疫力の高い「レタスや白菜、小松菜、法連草、ブロッコリー、茄子、胡瓜、トマト、大根」を多く食べ、そして抗酸化力を持つ「茎立ちやブロッコリー、カリフラワー、小カブ、ピーマン、南瓜、イチゴ」等も意識的に食卓に乗せ、解毒作用の強い「ニンニクやニラ、ネギ、キャベツ」も積極的に山形山農場で栽培する事にした。
 勿論みなさんの分も栽培計画に入っています。


 しかも今年から土壌肥料として昨年まで投入した厩堆肥やアミノ酸肥料、有機酸肥料、ミネラル液剤の他にワインの発酵に用いる微生物の栄養剤も使う事にした。おそらく土壌微生物はこの栄養剤を好んで食べ大繁殖するに違いない。そうなれば尚栄養価の高い美味しい野菜が育つはず。また土壌微生物の大量発生は異常気象時における干ばつや冷害などの緩衝力に長け、激しい気候の変化に野菜は過度のストレスを感じることなく育つ気がする。


直射日光で生長する露地野菜は日常的に紫外線や暴風雨、病害虫と闘いながら生き抜いている。それを可能にしているのは免疫物質や抗酸化物質、解毒物質、ビタミン類などで、これらは全て野菜が自前で造り出す貴重なファイトケミカルであり、今年はこの防御物質がぎっしり詰まった治癒力野菜をみなさんと一緒に食べながら、なお健康な年になるよう働くつもりでいる。  里山や白菜眠る雪五尺  山形山


 




2019年01月10日 21:43

2019.1.1  野兎の芸術作品
 新年おめでとうございます。きりっと清々しい寒さの元旦を迎えました。今年もうれしい言葉を頂けるよう全員でいい作物を作りお届けします。山形山農場の土質も手をかけた甲斐があらわれ畑らしい土壌に近づきました。コウロギ以外の昆虫は生態系のバランス内に収まり有機農業にふさわしい環境も形成されて来た。そうなると農場に行くのが楽しくなり、昨年暮れ雪に覆われ何も見えない畑に雪を漕ぎながら行ってみた。すると野ウサギの足跡が雪面いっぱいに刻まれナスカの地上絵の如く描かれていた。餌を求めて歩いたウサギの芸術作品、動物や小鳥が春までの命を繋ぐ試練の冬の姿を眺めているうちに、つくづく人間に生まれた幸せを感じた。
 食べ物が豊になる春には、このような飢餓の連想は起きないものだが、厳しい雪原に餌を求める姿を見て、もし仮に1993年の米騒動のようなことが年毎に私たちの生活の中で繰返されるとしたら、それこそ大変、そんなことをチラリと脳裏にかすめながら白菜畑に着いた。深い雪から白菜を掘り出すと降雪前より淡い緑に染まり雪の中で眠っていた。つい可愛くなり根ごと土を付けたまま一株だけ持ち帰り、プラウンターをビニールで覆い植えてみる。するとやっぱり息づき結球を始めた。
 本当に野菜の生命力は凄いと思う。特に白菜は小松菜やほうれん草と並んで免疫力の高い野菜と言われ、少しぐらいの寒さやキズにも対応できる力を持つ優れもの、だから白菜を食べると体が温まる分けです。大根も白菜も葉物もイモ類もたくさん食べた人こそ元気と言った。その言葉通りです。
 今年も全有連の生産者たちが一緒になって安心な作物を作り、外来食糧が多くなる中で自給率を高める生産に取組む農業です。勿論、山形山農場も虹色クラブの面々と一緒に野菜づくりを進めます。昨年は会員さんも手伝ってくれた。柿の収穫や管理機での畝立て作業、山ウドの定植、肩掛け除草機での草刈りです。農に触れて楽しかったと言っていた。会員さんや虹色クラブの人たちが写る農場はユートピアのように思います。農業参加は大人だけでなく、幼児教育に良いと言われ保育園や小学校でも土に触れる教育を取り入れているところもあり、是非、みなさんもお出でください。
去年今年 貫く棒の ごときもの  元旦 虚子


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