2016年04月

2016年04月19日 05:06

イメージ 1
                                  定植準備                         
 九州地方の生産者たちとのお付き合いは、阪神淡路大震災より、米パニックが起きた1993年の大冷害年よりも、もっと古い。連絡が取れるまでは心配であったが、幸い被害は少ないという返事にホッとした。営々と築いてきた幸せな家庭や諸々のものが一瞬にして吹き飛ぶ大震災は、あまりにも無情すぎる。

 九州の温暖な気候で育つ早春のじゃが芋やニンジン、玉ねぎはほんのりと春の温もりがある。秋冬のみかんも甘酸っぱく疲れた体を癒してくれる貴重な食べ物なので一日も早く復興していただきたい。、そして私たちも全力で被災者を応援し,滋味豊かな野菜や果実が以前に増して多く生産され全有連や全国のその味を待っている人たちに食べさせて欲しい。

 山形山農場も雪解け水が乾き農作業が本格的に始まった。初めに定植するのは生食にして美味しいキャベツ、果肉が軟らかで甘味が極めて高い「楽園」という品種を準備している。カリフラワーもサクサクでサワー感を楽しめる品種を選び食卓の賑わいが増すものにしている。そしてお進めはニラ。昨年夏からアミノ酸エキスをたっぷり吸収させ根の充実を図ったら、その通りになってくれた。例年にない甘いニラとなったので初摘みのニラをいろいろな料理で楽しんでいただきたい。

 年毎に相性の良さを見せるのは山形山農場の山菜です。元々山形山は古くから山菜が生息しやすい環境下にあったのかもしれない。今お届けしているアマドコロも心地よさそうに伸びている。昨年秋に定植したコゴミも見事に芽吹き大繁茂を始めた。今年は定植一年目なのでみなさんにお届けはできなかったが、根に活力が付くようにしっかり管理し来春はお届けしたい。

 コゴミは個人的には苦手だったが、今回、試食してみると淡泊ながら、お浸しに鰹節をかけただけのものや、ゴマ和えや、白和え、天ぷらも、パリパリに素揚げしたのもなかなかの味であった。クセの少ない山菜なので子供たちにも好きになってもらえると思う。これを機に山菜をもっと増やす事にした。幸い農場内に自生する天然ウドもあり、根を掘り出し日当りの良い場所に移植してみる。天然ウドの香りや食感は春の訪れを強く感じさせ、しかも全草が食欲をそそる馥を持ち2年後の楽しみにしていただきたい。

 春の訪れが早やい今年は、茎立ちやニラを始め、いろいろな草木が賑わいを見せくれた。特に新しく仲間入りした『イカリソウ』は、その名の通りの錨型の花を咲かせ、いかにも滋養がありそうな凛と輝いている。その反面、少し残念なのは、ゴールデンウイークに入り五風十雨どころか毎日雨が降り粘土質の山形山は定植準備に入れない。でも、ご安心ください。プール育苗は一時的に苗の生長を止める事の出来る育苗法なので少しは気が休まっている。
  犬ふぐり星もまたたく如くなり 高浜虚子

   
 

 




.


ギャラリー
  • コメと野菜と鶏卵と
  • 色の濃い葉物野菜は危ない
  • 食はいのち 希望を語り学ぶ
  • 感謝と涙の一年でした
  • ウバユリの願い
  • 大粒でうまいコメが誕生  『新開発米 やまがたびより・元気長寿米』
  • コオロギの食欲に脱帽
  • 試食で味を高める
  • 美味しい野菜は高栄養価