2014年06月
2014年06月16日 17:58
サプライズは時折り起きる。その都度ビックリするのは山形山農園なのです。 今年は天然の三つ葉が日影の大地に大発生した。何故、こんなことが起きたのか全く見当がつかない。
昨年まで小面積で自生していたが別段保護もせずそのままに放置しておいた。ところが今年はどうだろう足の踏み場もない程びっしりと繁茂している。
問題は食べられるかどうか、その安全性を先ずチェックしなければならない。そこで山形県の園芸試験場に出向いて調べて頂いたところ、数時間後に食べて大丈夫というお墨付きの電話が入った。
それでは早速味見をすると、食期が遅いだけに葉茎は少し硬かった。だが春先の旬の頃だったらもっと軟らかくしゃきっとした味になっているかもしれない。香りは天然モノだけに何とも心地よい。『本物の三つ葉って、こんなに香りがいいんだ!』と妻は鼻腔を開きながら笑みをつくった。
来春は、アマドコロや山菜と一緒に会員の人たちに送ってあげよう。
2014年06月09日 02:06
子供の成長は早い。2,3年も会わずにいると別人のように大きくなって驚いてしまう。野菜も同じで一月もすると見違えるほど生長している。写真のキャベツは本葉二枚(5月11日)の時、保育士さん達が定植した稚苗であったが、わずか30日で葉面積は70倍ほどに育った。
動物と植物では細胞分裂が少し違うようだが、複利的に増殖する生命の仕組みは弱者期間をいかに短い時間で駆け抜けるか、それが生命の存続や種の保存につながる事になる。野生の動物なども、生まれて間もなく、よろよろと立ち上がったかと思と飛んだり跳ねたり、走り回る光景を目にする。これなども、この時期は食物連鎖の対象になりやすいからで、野菜も双子葉や単子葉の時、それに本葉の出始めの頃の稚苗は虫やガスの攻撃を受けやすい。だから両手で包むようにして守ってあげなければ良い苗に育ってくれない。
あと30日もすると、このサワー系のキャベツは食べごろとなり会員さんや保育士さんたちの五感を刺激することになる。特に今年は土壌の物理性が高まったこと、モンシロチョウ等の害虫の発生も少なかったこともあり、この分なら形も味も極上のキャベツを真夏の暑い夜に食べられそうだ。今日は畝間の草をとってあげよう。